身体感覚のこと
突然だけど「身体感覚」のことについて、書こうと思います。
マッサージが得意という人はみんなそうなんじゃないかなと思うのですが、
他人の身体を診たり触れるだけで、その人の感覚が分かるっていうのを、
エンパス(共感覚者)っていうんだそうです。
私も小さいころからマッサージが上手でした。
さらに、演奏のために腹式呼吸のトレーニングをするようになってから
立ち姿を見てれば、その人のインナーマッスルがどの程度なのか
なんとなく分かるようになりました。
多分、身体を使うお仕事の人であれば
このような感覚には優れているのではないでしょうか?
「身体感覚が鋭い人」なのです。
つい先日、芸大では有名な「こんにゃく体操」の野口三千三先生のことを記事で見て、
改めてウェブサイトなど拝見するに、やはり「身体感覚」は磨くことができる。
武道でもヨガでもいいのですが「自分の身体を観る」ことをしていく中で
それは研ぎ澄まされていくもののようです。
例えば、誰かが目の前でレモンを食べてたら、
自分は食べてないのに「酸っぱ~」ってなりますよね。
テレビでジェットコースターの映像を観るとか、
ビールをぐいっとやってるとかも
自分の体験のように感じることってできます。
より感覚が鋭くなれば、細やかに感じることができる。
ダンスなら少しの指先のニュアンスを体で感じることができる。
音楽なら、少しのリズムのゆらぎで全身を揺さぶられる。
武道なら、座っている姿、立っている姿で、
どのくらい体幹が力強いのかが分かるようになる。
というわけで、
私は近頃、フルートを吹くことで
身体感覚をお伝えできたら嬉しいと思っています。