成果を上げる簡単な習慣(2)
の続きです。
ひっぱるつもりではないのですが、
もう一度、確認しておきたいことがあります。
自分にダメ出しをすることで、成長してきた人は、
とっても努力家である可能性が高いです。
100点満点の理想を掲げ、それに向かって
並大抵ではない努力をしてきたのです。
自分の極限と思えるところまで、スキルアップをし、
さらに高みを目指すために、謙虚に自分を見つめ、
もっともっと、まだまだ、と自分を追いつめて、
がんばってがんばってがんばってきた・・・
それなのに、いつまでも100点が取れない自分に失望していく。
脳は、自分が欲しいと命令した情報を検索するそうです。
「ダメ出し」することで上達しようとしてきた場合、
「自分のダメなところ」を検索する習慣がついています。
できない事があると、反射的に「何が悪いのだろう」と検索をスタートする。
これを長期にわたって続けると、
「自分はダメなところがあるから、できない」という前提の壁を創り上げます。
努力すればするほど、この壁が頑強に育っていくことになります。
真面目な人ほど、この罠に陥りやすいと言えます。
ですが、10000時間の話を思い出してください。
10000時間は、並大抵の積み重ねではありません。
ものすごい量の経験と知識が積み重なってデータベース化されているのです。
その中には、「自分はこうすればできる」「自分はこれだけ積み重ねをしてきた」
というプラス情報も山ほど含まれているのですが、
真面目で謙虚なあなたは、それを見てみないふりをし、
「私なんて大したことない、まだまだ努力しなくては」
と考えて「あの時もダメだった」「だからまたダメに違いない」
と、マイナス情報ばかりに注目し続けているのです。
さて、自転車を練習する子供の例に戻ります。
コツがつかめず、何度も転んでしまう子供。
とうとう、根負けして、泣きだしてしまいました。
自転車に乗れるようにしてあげるためには、
どんな言葉をかけたらいいでしょうか。
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