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初「茶道」体験

うちから徒歩1分にあるピアノ教室の先生は、私たちよりずっと先輩でいらして

5年前くらいに、一度ホームコンサートにいらして下さったことがあるのですが

ほとんど顔を合わせる機会もなく。

それが先日、サプライズでフルート演奏をしたいという生徒さんをご紹介下さって

ずいぶん久しぶりにお目にかかりました。

以前はマスクを着用されていたので、御顔を拝見するのが初めての勢いで

名乗って頂いてようやく理解した始末。

そんなこんなで、生徒さんがお世話になっているからとのことで、

急遽、お茶会にお招きを頂いたのです。

お茶会(茶道の)というものは、全く初めてで予備知識もない。

普通の恰好で大丈夫ですよ、とのお言葉をうのみにし

へらへらとお伺いした次第でしたが、

どうも、私が伺った第2回の他、全4回で、各20名ものお客様を集めていらっしゃる。

きけば3歳から茶道を嗜まれ、茶道の先生をされているとのこと。

美しく粋に着物を着こなされ、とても素敵なのであります。

知らないというのは恐ろしいこと。。

ぽかーんと何も考えずに座っているのを見計らって、

それでも恥をかかないよう、取り計らって下さるなど。

いや、ていうか

みんな。茶道知ってる??

茶道の作法とか。知ってるの?

長年日本人をやっている自分が

外国人レベルに何も知らなすぎて、笑えました。 帰ってからググっちゃいました(笑)

分かりやすく言うと

茶道もコンサートに似ていました。

お茶会には「テーマ」があって

全ての装飾や道具のしつらえだとか、お菓子にもメッセージを込め

藝術的な器や道具の素晴らしさや、歴史を味わいながら、

季節を愉しめるような工夫もあり

お客様への心配り、コミュニケーションを愉しむ。

これが噂に高い「一期一会」だったのですな~。

とても感動しました!

公民館の和室に、毛氈を敷いて。

茶道具一式、手前のは、タバコだそうです。

昔は、お茶の前に、回しのみしたんだって。

季節の花、芍薬

竹筒も、立派なお品だそうで。

右から読むんだよ、そこのキミ

こちらは、水指(みずさし)でございます。

水が入ってます。

ここからひしゃくで、茶釜に水を入れるんだね。

こちらは、私が頂いたお茶の器です。

ちょっと足を痛めていたので、失礼して椅子をお借りしてたのですが、そんな私を慮っての先生は

武将が馬上から「茶を所望する」と言っていたエピソードと共に、片手で武将のように茶器を掲げる小芝居などを愉しませて頂きました。

お客さんに恥をかかせないような、こんな機転が また心憎いですよね。

お菓子は「凛として」というタイトルでした。

初夏らしい、爽やかさと

「色んな事々があるけれども、凛として処する」

日常にスッと入ってくるメッセージと共に。

お茶の道具のことを色々と尋ねて会話するのが「先客」のお役目。

お役目のある「席」に座る人は、事前に決めてあるとか。

道具を拝見するやり方を教わっているところ。

作法いっぱいあるね。

これが「ぶんぶくちゃがま」で有名な

茶釜ですな。

正しくは炭で炊くのでしょうが

それ用の電熱器もあるわけです。

この細長いヤツは

火吹竹(ひふきだけ)だそうです。

形として展示されるわけですよね。

他にも、炭の時にはお香を炊くので

香炉だとかも展示されていましたね。

茶杓も、掛け軸も、全部、誰が作った何なのか、

一覧表に書いてあって、

床の間にずらっと開いてあるのがそれです。

大量生産の時代感覚ではピンと来ないのですが

昔は、一つ一つが、職人さんによる作品だったわけですからね。

「ものを大切にする」ことが当たり前だった時代を彷彿とします。

正座ができるようになったら、

私も茶道をもっと知りたいなと思いました。

デニム着物一枚しかないけど、

着る機会になるかな・・・(笑)

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